仮想通貨の安全な管理方法とは?比較解説します!
各保管方法のメリットとデメリットを紹介していきます。
まずは、ウォレットの種類を紹介していきましょう。
目次
仮想通貨のウォレット一覧 種類
ビットコインの財布には、以下のものがあります。
- デスクトップウォレット(PCの財布)
- ウェブウォレット(Webの財布)
- モバイルウォレット(スマートフォンの財布)
- ペーパーウォレット(紙に印刷された財布)
- ハードウェアウォレット(専用端末の財布)
等の様々なウォレットがあります。
各ウォレットでセキュリティの高さや利便性が異なります。
普段使用する小額を保管するのは、仮想通貨取引所、モバイルウォレット、デスクトップウォレット
長期的な大金の保管にはオフライン環境下での保管のセキュリティが高いペーパーウォレット、ハードウェアウォレットがおすすめです。
⭐各保管方法におけるセキュリティやリスクについて比較していきましょう。
パソコン上の財布(オンラインウォレット)
⭐自分のコンピュータ上にインストールして管理できるウォレットです。
メリット
手軽に使用することが可能であり、高機能である点やウェブウォレットよりもセキュリティに優れているのが利点です。
デメリット
最初の初期設定が面倒になります。また、PCが故障してビットコインが取り出せなくなったり、ウイルス感染やハッキングを受けて盗まれる恐れがありますので、バックアップやセキュリティ設定等にも気を使いましょう。
通常のインターネットに接続したPCはセキュリティ面で不安があるため、長期にわたって大金を保管する用途であれば、オフライン環境下のPCに保存するのがおすすめです。
サービス一覧
ソフト名 | 日本語 | 対応OS |
---|---|---|
Bitcoin Core | 対応 | Mac/Win/Linux |
Electrum | 対応 | Mac/Win/Linux |
Copay | 対応 | Mac/Win/Linux |
mSIGNA | 非対応 | Mac/Win/Linux |
公式ソフトはBitcoin Coreですが、使用時に莫大なブロックチェーンをすべてダウンロードする必要があるため、初回起動時は数日かかってしまい、容量も多くなってしまいます。
Electrum、Copayなどの軽量版もあります。こちらは、Bitcoin Coreとは異なり、外部サーバーのブロックチェーンを参照する為、インストール後すぐに使用開始でき手軽で人気が高いです。
Electrumが最も多機能かつ軽量なソフトなので、初心者の方はElectrumが一番使いやすいでしょう!
Copayは、マルチシグネチャアドレスを作成可能で、モバイルウォレットとしても利用できる分かりやすいウォレットです。
インターネット上の財布 (オンラインウォレット)
⭐インターネット上で仮想通貨を管理するウォレットになります。
メリット
口座開設・設定が簡単でどのコンピュータからもアクセスが出来るのが長所です。基本的にセキュリティ面は会社に依存しますから、信用できるサイトを選ぶことが重要です。
デメリット
サイトがハッキングされ盗難されたり、一時的にサイトに接続できなくなった場合利用できなくなる可能性もあるので、小銭入れの感覚で利用すべきで失って困る額の仮想通貨を管理するのにはおすすめしません。
サービス一覧
サイト名 | 日本語 | 特徴 |
---|---|---|
Blockchain.info | 対応 | ウェブウォレットの最大手 |
Coinbase | 非対応 | 豊富な他サービスとの連携 |
Xapo | 非対応 | デビットカードとの連携 |
Airbitz | 非対応 | 便利なモバイルアプリ |
様々なウォレットサービスを提供しているサイトがありますが、その中でも上記のアプリを使用されている方が多いサービスです。
Blockchain.infoは、利用者が多く日本語対応している点は優れています。唯一インターネットウォレットで日本語対応しているのは、このBlockchain.infoのみになりますので、英語が分からない方にとっては、この管理方法は大変だと思います。
Coinbaseは、アメリカの口座があれば直接ビットコインに両替できたり、決済サービス等が揃っているのが便利です。
Xapoは、ビットコインのデビットカードと連携している点で便利です。
利用者としては、日本語対応しているBlockchain.infoが多いと思いますがオンラインウォレットは、欠点があり現在ウェブウォレットとしておすすめできるところはありません。
なぜなら管理者にリスクを委ねることになりますので、不備が出た際には自身で通貨を守る事が出来ません。
モバイル端末上の財布(モバイルウォレット)
⭐iPhoneやAndroid上のアプリとして管理するウォレットになります。
メリット
QRコードで利用できる点や持ち運びができる点で、非常に利便性が高い管理方法です。
実際に店舗利用に使用でき簡単に決済できる自由度も高いですし、インターネットに接続せずオフライン環境のウォレットとして使用する場合を除いて、ウェブウォレットよりは安全に管理できます。
デメリット
セキュリティ面は、デスクトップなどと比べれば安全性は高いと言えますが、現時点では少額資産を保管する方が良いでしょう。まだまだセキュリティは完璧とは言えない部分で不安は残ります。
今後仮想通貨決済が普及していけば、このモバイルウォレットの利用者は増えていくでしょうが、まだまだ普及しているとは言えないでしょう。
サービス一覧
アプリ名 | 日本語 | iPhone | Android |
---|---|---|---|
Mycelium | 対応(Android) | 対応 | 対応 |
breadwallet | 対応(iOS) | 対応 | 対応 |
Bitcoin Wallet | 対応 | 未対応 | 対応 |
Copay | 対応 | 対応 | 対応 |
Coinomi | 対応 | 未対応 | 対応 |
私自身は、breadwalletを使用した事がありますが、使用しにくいと感じた事と管理が面倒になりハードウォレット管理に変更しました。
Mycelium、breadwallet、BitcoinWalletが有名で信頼できるサービスになると思います。
紙の財布(ペーパーウォレット)
⭐アドレスと秘密鍵を印刷することにより、紙ベースで保管する方法です。
通常、長期の保管が主目的であり、最も安全な管理方法の一つです。
メリット
ペーパーウォレットは「秘密鍵」を電子データにして、「紙」に印刷して保管します。貨幣と同じようなイメージですが、紙にQRコードを印刷して保管するのがペーパーウォレットになります。長期保管用としては精度が高い為安心して保管できる方法になります。
デメリット
注意点としては、一度ペーパーウォレットから引き出した場合、セキュリティの関係で同じペーパーウォレット(アドレス)は使用できません。自由に引き出しが都度出来ない点においては不便に感じらます。
ペーパーウォレットのプログラム自体がハッキング、ウイルス感染した場合は盗難リスクがあるため、完璧という訳ではありませんが、長期保管として保管するのであれば優れている管理方法と言えます。
ハードウェアウォレット (Trezor、 Ledger nanos)
⭐専用端末に仮想通貨を保管する方法です。
メリット
基本的には長期的な保管用であり、オフライン環境下で保存することが可能であるため、ペーパーウォレットと並んでセキュリティに優れています。
ペーパーウォレットと違う点は、パスワード認証システムによって厳重に保護されているため、ペーパーウォレットよりも更に安全性が高い管理方法になります。更にパソコンやスマホで接続して動作させる事も可能ですから利便性も高いです。
バックアップをとっておけば端末が故障したり開発が停止しても仮想通貨を紛失することはありません。
デメリット
今後の仮想通貨を長期的に保管する方法としては、このハードウォレットが1番安全に保管ができると言えますが、ハードウォレットの唯一、デメリット面で言えばハード端末購入の初期費用(15000円前後)が掛かる事でしょう。
サービス一覧
名称 | 日本語 | 公式サイト |
---|---|---|
Trezor | 対応 | 公式サイト |
Ledger Nano S | 対応 | 公式サイト |
Keepkey | 非対応 | 公式サイト |
ハードウォレットで代表的なものが、 TrezorとLedgere Nanoになります。
取扱通貨数は、Trezorが現在14種、Ledger nanoは27種類対応しています。
対応通貨は、以下の通りになります。
Trezor(トレザー)の対応通貨
Bitcoin | Litecoin | Dash |
Zcash | Bitcoin Cash | Bitcoin Gold |
Ethereum | Ethereum Classic | Expanse |
UBIQ | NEM | Namecoin |
Dogecoin | Bitcoin Testnet |
Ledger Nano S(レジャーナノ)の対応通貨
レジャーナノの方が対応通貨が多く、どんどん対応できる通貨数が増えています。
Bitcoin (BTC) | Bitcoin Cash (BCH) | Bitcoin Gold (BTG) |
Ethereum (ETH) | Ethereum Classic (ETC) | Litecoin (LTC) |
Dogecoin (DOGE) | Zcash (ZEC) | Ripple(XRP) |
Dash (DASH) | Stratis (STRAT) | Komodo (KMD) |
Ark (ARK) | Expanse (EXP) | Ubiq (UBQ) |
Vertcoin (VTC) | Viacoin (VIA) | PivX (PIVX) |
Neo (NEO) | Stealthcoin (XST) | Stellar (XLM) |
Hcash (HSR) | Digibyte (DGB) | Qtum (QTUM) |
POSW | HELLO | FID U2F |
購入について
公式から直接購入するのが最も安全です。よく楽天市場やオークションサイトで見かけますが、購入は控えた方が良いでしょう。中古品は、論外です。ウイルスが入っており通貨が紛失するリスクがあります。
大切な資産が紛失する事は致命的ですよね。
お金を直接保管するという商品の性格上、公式販売代理店で絶対に購入してください。
端末本体の日本語化はいずれもされていませんが、TrezorやLedgerは公式ウォレットソフトの翻訳がされています。国内公式販売代理店では以下のように各製品の詳細ページや日本語マニュアルも公開されているので参考にしてください。
日本正規代理店で購入出来るLedgerサイトでは、初期設定からバックアップ、使用方法など日本語で詳しく説明してくれていますので、当方も大変助かりました。
Ledgerを検討の方は、是非ご覧頂ければと思います。
仮想通貨の安全な管理方法とは?比較解説します! まとめ
デスクトップ | ウェブ | モバイル | ペーパー | ハード | |
---|---|---|---|---|---|
保管期間 | 短期 | 短期 | 短期 | 長期 | 長期 |
安全性 | ▲ | ▲ | ▲ | ◯ | ◎ |
コスト | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ▲ |
利便性 | ▲ | ▲ | ◯ | ▲ | ◯ |
総合評価 | ▲ | ▲ | ◯ | ◯ | ◎ |
今回仮想通貨の保管方法の種類を紹介しました。
保管方法については、数が多いので選択に迷うかと思いますが1番保管方法として優れているのはオフラインのハードウォレットタイプになると思います!
取引所のハッキング、オンラインウォレットの場合どうしてもセキュリティについては強いとは、言えないでしょう。自身の大切な資産ですから少しでも紛失リスクが少ない管理法が良いですよね。
また管理につきましては、当初私も勉強も兼ねて、いくつかに保管をしておりましたが、バックアップなども随時必要になりますので、知らず知らず管理が複雑になってしまいました。
分散管理を意識しすぎて、管理が複雑になりすぎないように2から3個に纏めておく方が好ましいように感じます。
私自身は、短期用は回転用資産は数個の取引所に分散さしており、長期保管用としては、ハードウォレットのレジャーナノを使用しております。バックアップ用に2個持ちww ちょっとやりすぎかしら。
レジャーナノは、使い勝手も良いですし安心して保管できますから是非オススメしたいです!!
今後も、まだまだハッキングニュースなども出てくると思いますので、自身である程度の知識はつけ、大切に資産を管理するようにしましょう。
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今回は、仮想通貨の保管方法を比較していきたいと思うわ!覚悟なさい!!